日本人は季節の行事でお酒を楽しむ!お花見やお祭りで飲むお酒

日本の行事は、昔からお酒と深いつながりがあります。
例えば、春に代表されるイベントであるお花見は、おいしい食事を囲んで酒を飲みながら桜を眺めるのが定番です。夏のイベントでもお酒は欠かせません。お祭りはもちろんですが、日本では花火もお酒を飲みながら鑑賞します。

このように、日本では季節ごとの行事で、お酒を楽しむことができます。イベントよりもお酒が楽しみという人もいるくらい、季節の行事にお酒は欠かせません。

そこで今回は、お花見やお祭り、花火など日本でも人気なお酒と一緒に楽しむイベントをいくつかご紹介します。

春のお花見の雰囲気を味わうなら日本酒がおすすめ

日本の春の人気イベントといえばお花見です。満開の桜の木の下で、親しい人たちと美味しいご飯を囲んで飲むお酒は最高です。お昼から飲んでいる人がいたり、会社の行事として行われたりすることもあり、年齢問わず、春の一大イベントです。

現代のお花見では、ビールや日本酒、焼酎など様々なお酒が飲まれていますが、よりお花見の雰囲気を楽しみたいなら日本酒がおすすめです。日本酒の瓶と和風なラベルは、桜の風景によく合います。たまにお酒のグラスに、落ちてきた桜の花びらが入ることがあります。日本酒にピンクの花びらが浮かぶ光景も日本の春らしく、写真映えする光景です。

お花見で飲む日本酒で特におすすめなのは、お米と米麹、水とシンプルな材料で造られている純米酒です。さわやかで飲みやすく、あっさりしたものから揚げ物や味の濃いものまで幅広い食べ物に合わせることができます。

純米酒は常温でも美味しく飲めるので、氷やクーラーボックスが不要で持ち物を最小限にすることができます。

お祭りで飲むお酒は特別なもの!お祭りに日本酒が欠かせない理由

夏に日本全国各地で開かれるお祭りも、お酒が欠かせないイベントです。お祭りで並ぶ屋台では冷えた生ビールが人気ですが、伝統的なお祭りの雰囲気を味わうなら日本酒がピッタリです。

お祭りで飲む日本酒は、ただお酒を「楽しむ」以上の意味があります。特に神社など神道の行事として開かれるお祭りでは、日本酒が重要な意味を持ちます。

日本では、日本酒は神様にお供えするものの中で最高級のものとされています。お祭りなどの行事では、この日本酒を神様にお供えし、神様の飲んだものを人間も一緒にいただくという儀式があります。神様と同じお酒を飲むことで、神様との距離が近くなり、願いが通じやすいといわれています。

一般の人は、お祭りで神様にお供えした酒を飲むわけではありませんが、お祭りの時に飲むお酒は広い意味ではこの儀式の「神様と一緒に飲むお酒」と同じと考えられています。

花火ではカジュアルにお酒が楽しめる!人気のお酒は?

夏のイベントでお祭りと共に人気なのが花火です。お祭りに比べ、花火イベントは歴史が浅いことから、お酒の飲み方もカジュアルに楽しまれています。

花火大会でもお祭りと同じように、屋台が並びます。真夏の暑い時期に、冷えたビールやお酒を片手に、購入したストリートフードを食べながら夜空に上がる花火を眺めるというのが定番で、夏の大人気のイベントの一つです。

まとめ

お花見やお祭りなど季節の行事には、日本酒がおすすめです。常温でも楽しめて幅広い食べ物と合わせることができる日本酒は、様々なイベントで活躍します。

日本人に昔から親しまれてきて、神様のお供えや儀式に使われる日本酒は、日本ならではの行事に良く合います。日本の季節の行事を体験するなら、日本酒と一緒に体験するとより日本文化の雰囲気を楽しめるでしょう。

【参考】
酒みづき ~「お花見のお酒は日本酒がおすすめ!花見酒を堪能しよう
MELLOW ~「花火を見ながら飲みたいお酒は何?一緒に見る相手によって変わる?
日本酒で乾杯推進会議 ~「日本酒で乾杯
酔仙 ~「お酒と神様